CipherTrace(サイファートレース)のプラットフォームでは、AML業務やコンプライアンス遵守および犯罪捜査に役立つ、暗号資産(仮想通貨)ブロックチェーン上には存在しない実用的な属性情報(アドレスや取引のオーナー、リスク情報等)や、それらの情報に基づいた分析情報を提供します。本プラットフォームは主に暗号資産交換所、捜査当局、規制当局、銀行、マネーサービス業者、特定事業者等のお客様にご活用いただいております。なお、弊社はCipherTrace社製品の国内唯一の販売代理店(再販売)です。
solution
overview
ソリューション概要
本プラットフォームが提供する暗号資産分析データ
オープンソースとクローズドソースのインテリジェンス(情報収集)を統合し、機械学習アルゴリズムを活用して大量にある情報を集約・相関させることで実用的かつ幅広い情報を提供します。ミキサー、ランサムウェアやダークウェブ等に関わるリスク情報を含む暗号資産エコノミー全体の取引情報を分析し、アドレス、ウォレット、エンティティに対して属性情報を付与しているため、より素早いリスクへの対応および疑わしい取引の証拠収集が可能です。
主なデータ収集元
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・ネット上の公開情報
・ダークマーケット、ディープウェブ
・捜査/規制当局からの情報提供
・マルウェア解析、ハニーポット等
・CipherTrace社のCryptoAssetThreatsLabs
・フィッシング対策協議会(APWG)


characteristic
特長
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1.
アドレスや取引の属性情報
専門アナリストが150カ国以上において800種類以上の暗号資産情報を収集・分析しています。厳密に精査されたインテリジェンスとして、毎週150万件を超える属性情報を本プラットフォームに統合しています。
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2.
危険アドレスや取引のリスク情報
世界中の暗号資産交換所、ATM、ミキサー、マネーロンダリング、ギャンブルサービス、既知の犯罪者アドレスをプロファイルし、膨大なデータの相関性に基づいたリスク情報を提供します。
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3.
リスクプロファイル情報
収集・分析された情報に基づく各エンティティのリスクエクスポージャー情報を提供します。
規制当局における交換所のモニタリング、交換所では自身のモニタリングとして活用可能です。 -
4.
ご利用手段
操作性の高いWeb UI、作業を自動化する高速API、OSINTツールであるMaltego(トランスフォームを提供)の3通りを提供します。
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5.
サポート体制
弊社専門チームが日本語にて丁寧にサポートします。
use case
ユースケース
課題
- 暗号資産アドレスや取引のリスク判定
- 暗号資産取引の追跡
- 規制当局への報告書の作成
- 暗号資産事業者における規制対応状況の確認
- トラベルルールへの準拠
解決
- 法的リスクの軽減、暗号資産AML規制の遵守
- 疑わしい取引の追跡および報告書の作成 (SAR)
- 違法な資金源や制裁対象先(OFAC規制など)との取引を検出
- 盗難コインが取引されないように阻止
- ハイリスクな暗号資産事業者の特定
- トラベルルールに準拠した暗号資産取引情報を安全に授受
other
overview
その他概要
CipherTrace社が提供する操作性に優れ、直感的にご利用可能なWebインターフェース


Paterva社が提供するOSINTツールMaltegoと連携


CipherTraceプラットフォームのご利用手段
CipherTrace Inspector(ブロックチェーン分析ツール)
ユーザビリティの高いWeb UIを提供します。暗号資産エコシステム全体を通じて収集されたアドレスや取引の高精度な属性情報を基に、インタラクティブなグラフ上で資金の流れを時系列に沿って追跡することが可能です。
CipherTrace Sentry API(リスクスコアリング・スクリーニング)
CipherTrace Sentry APIは、アドレスやトランザクションに対する属性情報や実用的なリスク評価をWebAPIを通じてリアルタイムで提供します。AMLシステムとの連携により、トランザクションモニタリングなどで、AMLポリシーおよび法律違反に対するリスク評価の自動化を可能とします。
CipherTrace Maltego Transform
Paterva社が提供するOSINTツール(Maltego)上で、CipherTrace社のオープンソースやプライベートインテリジェンスから集積したデータフィードを、シームレスに活用できるトランスフォームを提供します。
CipherTrace Armada(金融機関向けリスクマネジメント)
CipherTrace Armadaは、金融機関向けに世界各国の暗号資産事業者(VASP)やマネーサービス事業者(MSB)に関して収集・分析したデータを提供します。Armadaを利用することで国内外におけるVASP/MSBとの取引検知が可能となり、金融機関とその顧客がさらされている暗号資産関連のリスク(VASPのKYC有無や高リスク先との取引割合など)が可視化されます。
CipherTrace Traveler(トラベルルール対応ソリューション)
CipherTrace Travelerは、Finacial Action Task Force(FATF/金融活動作業部会)勧告に策定されている"Travel Rule(トラベルルール)"に対応したソリューションです。Travelerは、Travel Rule Information Sharing Alliance(TRISA*)の規約/アーキテクチャに準じて開発された最初の商用ソリューションであり、Travelerを利用することで、TRISAによって精査されたVASPとトラベルルールに準拠した暗号資産取引情報を安全なネットワーク上で交換できます。
*TRISAは、FATF勧告のトラベルルールに準拠した規約/アーキテクチャの策定をする非営利ワーキンググループです。TRISAの公式サイトから、無償(オープンソース)でホワイトペーパーやソースコードのダウンロード、ロードマップ等についてご確認いただけます。
豊富な導入実績
国内外300社以上のお客様にご利用頂いております。
海外-暗号資産交換所、捜査機関、規制当局等
事例紹介:Binance
Malta Financial Services Authority
国内-暗号資産交換所、捜査機関等
事例紹介:楽天ウォレット株式会社
株式会社DMM Bitcoin
CipherTrace社について
CipherTrace社は、暗号資産AML/CFT、ブロックチェーンフォレンジック、暗号脅威インテリジェンス、暗号資産トラベルルールおよび規制ソリューションを開発しているブロックチェーン分析企業です。主要なベンチャーキャピタルおよび米国国土安全保障省による支援のもと、2015年にサイバーセキュリティ、暗号資産、暗号化、eCrime、資金決済、銀行取引などに関する深い専門知識を持つシリコンバレーの起業家によって設立され、2021年10月には大手クレジット会社Mastercard(マスターカード)グループの一員となりました。
CipherTrace社公式サイト