ライフスタイルブランドを展開するThe SAZABY LEAGUE(以下、サザビーリーグ)。同社は、2025年にグループ会社のうち9社に対し、クラウドベースの統合人事ソリューションSAP SuccessFactorsを導入しました。既存のオンプレミス型人事ソリューションSAP HCMのサポート終了への対応をきっかけに、人事業務の標準化、ワークフローのデジタル化とともに、戦略的人材マネジメントを目指したものです。
一部でBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を利用していたため導入プロセスが複雑化しましたが、2025年2月、7月の2段階でDTSによる伴走型支援で計画通りに移行を完了し、本稼働後はDTSのサポートのもとシステムの改善や人事情報の活用に取り組んでいます。
お客様プロフィール

| 本社 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-11-1 |
|---|---|
| 設立 | 2010年8月 |
| 主な案件 | SAP HCM(人事・給与・勤怠)導入・保守・運用 |
導入の背景・課題
人事・給与業務の課題を乗り越えたシステム刷新
オンプレミス型のSAP HCMとBPOを併用していましたが、いくつかの課題が顕在化していました。
まず、既存のSAP HCMはサポート終了が迫っており、システムの継続利用が難しくなっていました。また、BPOの活用により一部業務の外部委託を進めていましたが、給与業務において自社で十分に管理できないことや、業態ごとの業務標準化にBPOでは限界があることが課題となっていました。
さらに、BPOとSAP HCMの並行運用によって管理負荷やランニングコストが増大。従来の紙ベースの人事ワークフローも非効率であり、デジタル化による業務改革が求められていました。グループ全体での分社化や多様な働き方への対応、経営効率の向上も急務となっていました。
こうした背景から、サザビリーグ様は複数のサービスを比較検討し、クラウド型で拡張性の高いSAP SuccessFactors®を採用。主な決め手は、既存システムからのスムーズな移行、ワークフロー機能による業務のデジタル化、将来的な人材情報活用への拡張性でした。
解決策
DTSは、長年にわたりサザビリーグ様の人事・給与システムの導入・運用を支援してきた実績と信頼関係をもとに、今回のプロジェクトでも伴走型でご支援しました。サザビーリーグ様が導入を決めた主な理由は以下の3点です。
・既存システムからのスムーズな移行
SAP SuccessFactors®は、従来のSAP HCMからのバージョンアップとして位置づけられ、操作性やデータ移行の容易さが運用面で大きなメリットとなりました。
・ワークフロー機能による業務改革
従来は紙ベースで行っていた人事ワークフローを、SAP SuccessFactors®の標準機能でデジタル化できる点が評価されました。これにより、業務効率化と承認プロセスの迅速化が期待されました。
・将来的な人材情報活用への拡張性
現時点ではタレントマネジメント機能は未導入ですが、今後の人材情報の一元管理や活用を見据え、拡張性のあるシステムであることも重要な選定理由となりました。
また、DTSが既存システムの導入・運用を長年支援してきたことによる業務理解やノウハウ、難易度の高いBPOからの移行を実現できる体制も、サザビリーグ様から高く評価いただきました。

導入の効果
- 1.
SAP SuccessFactorsへの統合により運用負荷軽減、ランニングコスト削減を実現
- 2.
グループ内アパレル9社の人事・給与、ワークフローを標準化。紙ベースのワークフローから脱却
「お客様の声」
デジタル化による業務効率化と従業員満足度の向上
従来、従業員は就職時や情報変更の際に専用の紙に手で記入していましたが、導入後はスマートフォンを使って情報を登録できるようになりました。ワークフローのデジタル化は即効性があり、従業員満足度の向上につながっていると思います。管理側の負荷軽減とともに、承認業務の効率化・迅速化、入力ミスの軽減を実現しています。
DTSの提案は、当社の業務に対する理解と、既存システムに関する知見に裏打ちされていました。BPOからの移行という難しいプロジェクトをやり遂げる実現可能性が高いということが、当社プロジェクトメンバーの総意でした。
こういうことをしたいという要望に対し、DTSは実現方法を提案してくれました。それがあって難しいプロジェクトをやりきることができたと思っています。DTSからの提案は稼働後の今も変わらず続いています。
シェアードサービスグループ 人事管理部 部長
中原 孝子 氏
システム統合による運用最適化とコスト削減
BPOを段階的に進めていましたが、SAP HCMとの並行運用により管理負荷もランニングコストも増大していました。既存SAP HCMによるシステムは、品質も運用も満足していたことから、1つの仕組みに統合するならBPOではなくシステム化、という方針になりました。
今は新しいシステムの運用を定着させる段階です。各社から要望もきており、そこには丁寧に対応していきたいと考えています。またSAPSuccessFactorsの機能を使いこなし、効率や情報活用を促進していきたいと思います。
シェアードサービスグループ 人事管理部 シニアプロジェクトマネージャー
山口 周吾 氏
運用工数を減らし価値創出へ
既存人事・給与システムとBPOの統合により、運用管理の負荷軽減、ランニングコストの削減が図れました。またクラウド型人事ソリューションのため、サーバーやアプリケーションの管理はSAPが行います。監視業務の軽減、バージョンアップの自動更新など運用工数の削減とともに可用性も向上できました。また、最新機能をいち早く利用できる点も期待しています。
稼働後のDTSのフォローは本当にありがたいと思っています。人事の仕組みは継続性が重要です。保守体制のフェーズにもDTSの導入プロジェクトメンバーが入っており、心強く感じています。
株式会社サザビーリーグIRIS 人事システムグループ シニアマネージャー
大矢 健一朗 氏
SAP SuccessFactors®について

人事業務を集約し効率化するクラウド型ソリューション。AI活用により人事戦略と組織力を最大化します
